レポート:K様(耐火レンガ製1段タイプ石窯キット)

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■キット製作について
私は、物流用の木製パレットの上に 900x900x30の集成材を乗せ、その上にコンクリートブロックを積んで土台としました。当初、水平器を使って水平を意識していましたが、実際のところあまり気にするほどのことはなかったですね。

制作は一人で耐熱煉瓦を積み上げて行いました。思った以上の重労働で、 1時間くらいかかりました。涼しい時間帯に行うことを強くおすすめします。レンガをまとめて止めているナイロンテープをカットする必要があるのですが、細かい粒が付着するのでそのとき使った刃物は例外なくだめになります。カッターナイフを使う場合は刃を一枚捨てる覚悟で。

■石窯の使用感についてのご感想(大きさや温度上げなどのご感想や難しいと思ったことなど)
コツは 2つだと思います。

(1)絶対に雨にさらさない事
最初気にせず庭に放置していましたが、雨を吸ったレンガは、その水分を完全に飛ばすまで、決して 100度を超えません。これがものすごいロスになるので、雨は厳禁です。ウチでは使わない期間は、耐水ブルーシートをかけています。飛ばないようにペグで固定。それだけで使いはじめの温度上昇が全然違います。絶対に雨対策は必須です。

(2)炭は点火時から大量に投入する事
ご近所迷惑になるため、薪ではなく炭で使用しています。やり過ぎな位、添加直後から大量に炭を投入し、 250くらいまで温度を上げて、そこからキープするように調整します。一窯度全体が 250位まで暖まれば、300超えはわりとすぐです。

使用感ではないのですが、ある程度高さがある方が作業がし易いので、もし次に作るときは土台を 60センチくらい作って作業性を高くしたいと思っています。今はしゃがんで作業なのでいろいろとしんどいですね。

灰掻き棒は必須です。すぐにいっぱい灰がたまります。 60センチを買ってしまったので、奥を作業するときに熱いです。長めの物を用意することをおすすめします。

逆に、ピザピールは完全に窯内に入る短い方が重宝します。ピザ生地の状態によってはうまくすべらせることができない場合があり、その際はピザピールも一緒に入れて焼いてしまいます。持ち手が木製でも、窯内でこげたりしません。(木材の燃焼は 400度から)

■これまでに石窯で試した料理
ピザ、石焼き芋、焼きとうもろこし